【校旗新調の現場】熊本県人吉市立人吉西小学校の校旗を50年ぶりに作成させていただきました

創立150周年を迎える熊本県人吉市立人吉西小学校の創立150周年実行委員の方よりお問い合わせがありました。

校旗のご注文を頂き、まずは現在使用されている校旗の画像をいただきました。

実際の画像

画像を拝見したところかなり地色が退色しており、ところどころ破れやほつれもあり、長い期間活躍した校旗だと感じました。

ちなみに、生地が退色する原因は、【日光】です。

元々の色から白くなったり、濃い色が薄い色になったりします。

旗は布でできているので、立てかけた時に垂れてしまいます。その結果、垂れた時に折り目の谷になっている部分には日光が当たらず、山になっている部分は日光が当たるのでまだらに退色します。

校旗を長く使用して頂く場合は、出しっぱなしにせずトランクへ片づけることが大切です。

学校の所在地が熊本県ということもあり、公式LINEでのやり取りがメインとなっておりましたが、一度平岡旗製造(弊社は京都にあります)まで来ていただきゆっくりお話が出来たことがとても印象的でした。

ちなみに、おいしいお菓子まで頂き大変ありがたかったです!

校旗作成の流れとしては、以下の通りです。

校旗作成の流れ

現行の校旗を基にデータを作成、データをご確認頂く

校了のお返事を頂く

生地を染める

刺繡をする

↓(フレンジや附属品をこの期間内に作成する)

校旗の仕立て、附属品の用意

完成

今回の校旗は、生地に白抜きのラインが3本入っているので別注で染めることになります。

旗のまわりについているフレンジは、高級なものが取り付けられていまして、

【絹で作られたフレンジに金糸が絡んでいるもの】と【金糸で作られた七宝】が分かれている二重別七宝フレンジです。

※フレンジについては10月22日のブログを是非見て下さい!

他にも、フレンジの内側についている金モール、さらに本金皮がついている立派な校旗でした。

そうして完成した旗が、こちらです!

旗、附属品が完成し、お知らせしたところ、地元の記者の方が学校に来られるということ。

その日までにお届けしないといけないのですが、台風が来ていたこともあり届くか分からない状態でした。しかし、無事届いたようで、後日、新聞に載っていました。

新聞にもあるように50年前にも弊社にご注文を頂いておりました。

50年という長い期間を経て校旗を新調させて頂いたことは本当にありがたいことで、新聞記事の写真を送って頂いて立派な校旗でしたとお声を頂いたときは、本当に嬉しく思いました。

50年前に平岡旗製造で働いていた方が校旗を受注して、50年後に私がまた受注したということで歴史のつながりを感じます。

周年記念実行委員会をされている方は、今後も学校が長く続いてほしいという思いをこめて旗屋さんやその他の業者さんとご相談されていると思いますので、その思いに応えられるように私も頑張っていこうと思います。

お仕事のやりがいを感じた1日でした。

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今回のブログは西村が担当いたしました。