京都・錦市場　ひと際目立つ「ニシキの御旗」

京都・錦小路商店街・湯波吉さまののぼりを納めさせて頂きました。

錦市場の中でも目立つようなノボリが欲しい！とのご要望でした。

今回、工夫しましたのは↓の5点。

１．東からも西からも見えるようにしたい（裏文字にならないように）

２．むこうが透けないようにしてほしい

３．和のテーストの生地で。

商店街につけるノボリです。外国人観光客も多い商店街ですので、いかに目立つかがポイントでした。

・東から歩いてこられる方にも西から来られる方にもわかるように。

・向こうが透けてしまわないように（高いところのノボリですので透けてしまうと何が何かわからなくなってしまいます）。

・和のテーストの生地で。

を満たすために、①綿の生地を２枚同じように染め、②中央に遮光の生地を挟み込み（サンドイッチ）しました。

こうすることで向こうが透けなくなります。和のテーストも損なわれず、表裏どちらから見ても同じ仕上がりになりました。

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４．細かい文字を表現してほしい。

今回のノボリを主に担当されたのは若旦那さんでした。

1790年の創業以来(?)のロゴの上腕部分に「YUBAKICHI since1790」の文字を入れるのが今回の命題でした。

↓右の写真のようにかなり小さい文字でしたが、そこは長年築いた染めの技術でカバー。施主様からもお喜びいただけました。

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５．それに合うのぼり竿も作ってほしい。

今回のノボリに合うのは竹製ののぼり竿だろうと、別誂えでのぼり竿を作りました。

創業当初よりお世話になっている竹職人さんに用途と寸法を伝えますと、↓のような写真を送ってくださり、進捗を確認しながら進めていきました。

ノボリ竿は横棒が真横になっていることが非常に大切です。横棒をピンと張るための麻ヒモが今回のポイントでした。

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↓完成図です。人の多い商店街の中でもひときわ目立っていますね。

弊社がこれまで培ってきたノウハウで今回の5つのお題はクリアーできたと思います。細かい染めやノボリ竿など、大切なポイントを改めて確認できました。ありがとうございました。

こののぼりが喜びのノボリとなりますように。施主様のますますの商売繁栄となりますように。

京ゆば　湯波吉

錦小路通御幸町西入 075-221-1372

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