家紋幕を納めさせていただきました【京都府】

家紋幕を納めさせていただきました。



お正月用の幕の新調のため、11月上旬にご注文いただきました。
元々の幕が30年前のものだそうで、正絹羽二重地のそれはそれは上質な幕でした。

最近は絹の需要が減っていることもあり、そこまで上質な生地が生産されておりません。
弊社で調達できる一番上質な絹で染めさせていただきました。


こんな感じで染めています↓


生地をピンと張り、文字と紋を糊で伏せ、紫の部分だけ丁寧に染め上げていきます。



お仕立はこのように、チチをひとつひとつ作り、縫製していきます。



この幕の紋は「梅鉢紋」と言います。
一言に梅鉢紋、と言っても梅鉢紋は複数種類あるのです。

梅鉢紋


花びらが軸から離れているもの、白抜き部分が逆のもの、丸がついているものなどがあります。


幕や旗は後世に残る大切なもの。
ご注文の際は、紋が間違っていないかお気をつけください。


毎年お正月しか使われない貴重な幕をご用命賜りましてありがとうございました。


・正絹羽二重地
・73×407cm
・紫地白抜き本染め加工
・梅鉢紋

喜びの幕となりますように。

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